Japanese
English
シンポジウム
電解質と心電図
Electrolytes and Electrocardiography.
花岡 和一郞
1
,
博 完
1
,
長坂 昌人
1
,
宮下 英夫
1
,
瀬田 克孝
1
,
日高 三郎
1
,
伊東 貞三
1
,
大島 大知
1
Waichiro Hanaoka
1
1東京大学田坂内科
1Department of Internal Madicine, Faculty of Medicine, University of Tokyo.
pp.99-109
発行日 1961年2月15日
Published Date 1961/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200955
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I.緒言
心電曲線が個々の心筋線維の発電現象の総合である事は,今日疑を入れないところである。単位細胞の発電現象は細胞内電極法によつて知る事が出来るが,その起電力の由来は,細胞膜の内外における電解質の濃度差による,所謂濃淡電池の機構に基づくものと考えられている。そこで心電曲線を解明すべき基礎的方法の一つとして,細胞外液の電解質濃度を変動させた時の細胞電位,心電曲線を迫求し,その相関関係を論じて見度いと思う。
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