Japanese
English
症例
高位心室中隔欠損を伴える幼若型大動脈絞窄症の1例
A Case of Coarctation of Aorta infantiletype with high ventricular septal defect.
成島 忠勝
1
,
沢田 英一
1
,
田中 茂雄
1
,
後藤 寿朗
1
,
金谷 春之
2
,
藤木 昭夫
2
,
大沢 謙一
2
Tadakatsu Narishima
1
,
Eiichi Sawada
1
,
Shigeo Tanaka
1
,
Juro Goto
1
,
Haruyuki Kanaya
2
,
Akio Fujiki
2
,
Kenichi Osawa
2
1岩手医科大学第一内科
2岩手医科大学第二外科
11st Department of Internal Medicine, Ivato Medical College.
22nd Department of Surgery, Iwata Medical College.
pp.519-522
発行日 1959年5月15日
Published Date 1959/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200775
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はしがき
大動脈絞窄症は,欧米では既に多数の研究や報告があるが,本邦に於ける症例報告は未だ少く,しかもその殆んどが成人型である。
最近私共は,成人型に比して稀とされる幼若型大動脈絞窄症に遭遇した。術前心室中隔欠損並に動脈管開存は診断し得たものの,これが幼若型大動脈絞窄症と確認することが出来ず,動脈管開存に対する手術を施し,術後死亡し,剖見によつて本症であることが判明した1例を報告する。
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