Japanese
English
症例
非青色性Fallot氏四徴症の一例
Acyanotic Tetralogy of Fallot. (Report of one Case)
平手 資郎
1
,
三枝 正裕
1
,
和田 達雄
1
Shiro HIRATE
1
,
Masahiro SAIGUSA
1
,
Tatsuo WADA
1
1東京大学医学部木本外科教室
1Department of Surgery Tokyo University School of Medicine
pp.573-577
発行日 1956年7月15日
Published Date 1956/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200395
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Fallot氏四徴症といえば,青色症を代表する疾患で,チアノーゼが不可欠であるとされていたが,形態的にはFallot氏四徴症であるにもかゝわらず,チアノーゼを伴わないもの,即ち非青色性Fallot氏四徴症(Acyanotic Tetralogy of Fallot)が最近注目されている。東大木本外科においても,本症を術前に心臓カテーテル法その他によつて診断し,根治手術施行後不幸にして死亡したが,剖検によりこれを確認することが出来た貴重な症例を経験したので,こゝに報告する。
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