Japanese
English
方法と装置
ナイトロヂエン・メーター—原理・使用法・応用例
Nitrogen-Meter
笹本 浩
1
,
橫山 哲朗
1
Hiroshi SASAMOTO
1
,
Tetsuro YOKOYAMA
1
1慶応義塾大学医学部内科教室
1School of Medicine, Keio University
pp.757-762
発行日 1955年12月15日
Published Date 1955/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404200310
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病態生理学の進歩は常に測定方法・装置の発達と平行するものであるが,最近は変化のある現象の一横断面のみをとらえて論ずるだけでは不充分で,現象を連続的に把握し解析する必要にせまられている。
気相における連続的の変化を追及するためにも呼気中に含まれる酸素,炭酸ガス,窒素などをそれぞれのガスの特性を利用して連続的に測定するに至つた。連続的測定装置が病態生理学研究に用いられるためには被験対象の病的状態を含めての変動範囲でその測定値に充分信頼がおけること,短時間の変動に忠実に応じ得ることタイム・ラグが充分小さく,且つ一定していることなどの条件をみたすものでなくてはならない。このような条件を充たすためにこれら装置は多くガスの物理的特性を利用したものである。稿をおつて窒素,酸素,炭酸ガスなどの連続的ガス分析装置を紹介することにしたい。
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