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Current Opinion
胎児不整脈治療
Managements for Fetal Arrhythmia
桂木 真司
1
,
三好 剛一
1
,
池田 智明
1
Shinji Katsuragi
1
,
Takekazu Miyoshi
1
,
Tomoaki Ikeda
1
1国立循環器病研究センター周産期・婦人科
1Department of Perinatology, National Cerebral and Cardiovascular Center
pp.639-650
発行日 2012年6月15日
Published Date 2012/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101985
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胎児不整脈の診断から治療まで
[1] はじめに
胎児不整脈は妊婦健診での胎児超音波検査,胎児心拍数モニター施行時に発見されることが多い.胎児不整脈は,期外収縮,胎児頻脈,胎児徐脈に大別される.発見した時,1)胎児は元気であるのか,2)緊急に診断,治療する必要があるのか,3)高次施設へ搬送する必要があるのかを判断する.そのためには,胎児不整脈の種類と頻度,それぞれの基本的な病態の基礎知識と胎児健康度の評価法を頭の中で整理しておくことが大切である.本稿では,まず,頻度,診断方法,病態を解説した後,症例を挙げ治療方針を述べる.
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