Japanese
English
特集 肺高血圧症の新しい展開
末梢型慢性肺血栓塞栓症に対する血栓内膜摘除術
Pulmonary Thromboendarterectomy for Peripheral Type of Chronic Pulmonary Thromboembolism
安藤 太三
1
Motomi Ando
1
1藤田保健衛生大学心臓血管外科
1Department of Cardiovascular Surgery, Fujita Health University
pp.39-48
発行日 2012年1月15日
Published Date 2012/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101866
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はじめに
慢性肺血栓塞栓症に対する外科治療成績は最近良好となったが,未だに心臓血管外科領域では手術の危険性が高い疾患の一つである.特に末梢型の本症では診断と手術適応,手術方法,術後管理などで中枢型に比して問題点が多い.
本稿では,本症の病態と外科治療法を述べるが,末梢型を詳しく取り上げるとともに,筆者の最近の10年間の手術成績を中枢型と末梢型に分けて検討して,外科治療上の問題点を述べる.
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