Japanese
English
Bedside Teaching
薬剤性肺障害―最近の新しい薬剤を中心に
Drug Induced Lung Injury: Focusing on new agents
稲瀬 直彦
1
,
吉澤 靖之
1
Naohiko Inase
1
,
Yasuyuki Yoshizawa
1
1東京医科歯科大学呼吸器内科
1Department of Integrated Pulmonology, Tokyo Medical and Dental University
pp.1291-1295
発行日 2009年12月15日
Published Date 2009/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101391
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はじめに
薬剤性肺障害は,治療として薬を使用する限り永遠の課題といえる.医学の進歩に伴い新薬が導入されるので,肺障害の候補薬剤は増える一方である.最近では抗癌薬としての分子標的治療薬による肺障害が社会問題となり,医師による全国的な対応が行われる契機となった.また,関節リウマチなど治療薬の進歩が著しい分野では,肺障害を含めた有害事象に対する監視が行われるようになった.
本稿では新規薬剤を中心とした薬剤性肺障害の概略と,診断上の問題や本邦における特徴を記載する.なお,薬剤性肺障害に関する文献検索にはPNEUMOTOX ON LINE(http://www.pneumotox.com/)を参照されたい.
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