Japanese
English
特集 循環器診療における放射線防護
放射線被ばくによる皮膚障害とその対策
Radiation-induced Skin Injuries from Interventional Radiology:Characteristics and management
宋 寅傑
1
,
上岡 なぎさ
1
,
保坂 浩臣
1
Inketsu Soh
1
,
Nagisa Kamioka
1
,
Hiroomi Hosaka
1
1昭和大学横浜市北部病院皮膚科
1Department of Dermatology, Showa University Northern Yokohama Hospital
pp.897-903
発行日 2009年9月15日
Published Date 2009/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101325
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はじめに
IVR(Interventional Radiology)は1960年代よりその研究が始まり,1980年代後半以降著明な発展を遂げた.しかし,時として手技中に過度の線量のX線照射が行われるため1990年代に至って,とりわけ冠動脈IVRにおいて,放射線皮膚障害の症例が報告され始め1~3),医療放射線安全管理における新たな問題提起として議論の対象となった.
本稿では放射線による皮膚障害について概説し,実際の症例を提示して,その臨床的特徴およびその対策について述べることとする.
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