Japanese
English
Bedside Teaching
感染性肺疾患の外科療法
Surgical Treatment for Infectious Pulmonary Diseases
菊池 功次
1
,
青木 耕平
1
,
福田 裕樹
1
,
儀賀 理暁
1
,
山畑 健
1
,
江口 圭介
1
,
中山 光男
1
Koji Kikuchi
1
,
Kouhei Aoki
1
,
Hiroki Fukuda
1
,
Masatoshi Giga
1
,
Takeshi Yamahata
1
,
Keisuke Eguchi
1
,
Mitsuo Nakayama
1
1埼玉医科大学総合医療センター外科
1Department of Surgery, Saitama Medical Center
pp.931-935
発行日 2008年9月15日
Published Date 2008/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101111
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はじめに
感染を伴う呼吸器疾患に対する外科的治療は1950年代後半までは肺結核,肺膿瘍,気管支拡張症など多くの感染性肺疾患に対して内科的治療とともに治療の中心を担ってきた.1965年以後の抗結核薬や抗生物質の進歩により,感染性肺疾患に対する治療の主体は内科的治療に移り,外科的治療の意義は著明に減少した.しかし,現在でも結核性膿胸,気管気管支結核,非結核性抗酸菌症,肺アスペルギローマなどの疾患では薬剤の治療効果が十分でなく完治を望めないことが多いため,外科的治療が広く行われている.
本稿では埼玉医科大学総合医療センター外科で行っている感染性肺疾患に対する外科的治療の現状について報告する.
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