書評
―福井次矢,奈良信雄 編―内科診断学 (第2版)[CD-ROM付]
永井 良三
1
1東京大学大学院医学系研究科循環器内科学
pp.865
発行日 2008年8月15日
Published Date 2008/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101099
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内科診断学は臨床実習の最初の段階で学ぶ重要なコースである.多くの臨床医にとって,内科診断学が始まったときの緊張感は,一生の思い出となるものであり,それだけに優れた教科書との出会いは重要である.
内科学が専門分化するなかで,患者の全体像を把握して,個別に対応することは決して容易ではない.特に大学病院をはじめとして大規模な病院では臓器別診療体制がとられた結果,内科学全体を俯瞰した指導が困難になりつつある.
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