書評
―泉 孝英・中山昌彦・西村浩一 編―医療者のための喘息とCOPDの知識
久保田 公宣
1
1医療法人千藤了会
pp.298
発行日 2008年3月15日
Published Date 2008/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404101007
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
まずもって序から読んでほしい.喘息とCODPの歴史,特にここ20年来の診断,治療の目覚ましい進歩が泉先生の自説とともに実に明快に書かれている.また歴史的発掘に記述されていることは,専門家にとっては知識の整理,呼吸器科以外の先生,コ・メディカルにとっても,現在の治療に関わるうえで大変役立つと思う.
本書は,疾患の一般的知識はもちろんであるが,医療経済学から功労者の紹介に至るまで実に多彩な内容で,読者を飽きさせない.泉先生の真骨頂である.私も『日本の研究者』で,20年来直接的間接的に関わってきた先生方を懐かしい思いで読んだ.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.