書評
―大江透 著―不整脈ベッドサイド診断から非薬物治療まで
杉本 恒明
1
1関東中央病院
pp.200
発行日 2008年2月15日
Published Date 2008/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100988
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立派な装幀の不整脈教科書である.大江透教授がお一人で書かれている.評者も実はかねて,こうした本を書きたいという願いはもっていた.しかし,いざ書くとなると,不得手な分野が目につき,それぞれの専門家に依頼するのが妥当と思われて,結局は分担執筆になってしまっていた.それを大江教授はお一人でおやりになった.大江教授でなくては書くことができなかった教科書であり,また,このような本の執筆者としてもっとも適切な人は大江教授であるとは誰もが認めるところであろう.
大江教授は国立循環器病センターという臨床研究の場に長くあって,後に岡山大学内科教室という教育研究の場に移られた.この間にご自身がもたれた経験が本書執筆の動機となったもののように思われる.
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