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特集 循環器疾患治療の新たなアプローチ:アルドステロンを見直す
心臓局所アルドステロン合成系とその制御機構―心臓ステロイドおよびACTH合成系を含めて
Significance of Cardiac Aldosterone in Cardiovascular Disease
吉村 道博
1
Michihiro Yoshimura
1
1熊本大学大学院医学薬学研究部循環器病態学
1Department of Cardiovascular Medicine, Faculty of Medicine and Pharmaceutical Sciences, Kumamoto University
pp.1251-1256
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100595
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はじめに
アルドステロンはRAA系の最終ホルモンとして副腎から分泌され,尿細管にてNaの貯留やK,Mg,Hの排泄を行うホルモンとして,約50年間捉えられてきた.しかしながら,昨今の研究により,そのアルドステロンの概念は急激な勢いで広がりを見せつつある.また,アルドステロン研究は,RAA系およびHPA系全体にも波紋を呼びつつあり,局所因子としての各種ホルモンが次々に証明され,その意義がクローズアップされている.
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