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Bedside Teaching
抗真菌薬―実際の使用法
Antifungal Drugs:How to use
橋口 浩二
1
,
小佐井 康介
1
,
関 雅文
1
,
宮崎 義継
2
,
河野 茂
2
Kohji Hashiguchi
1
,
Kousuke Kosai
1
,
Masafumi Seki
1
,
Yoshitsugu Miyazaki
2
,
Shigeru Kohno
2
1北九州市立八幡病院内科(呼吸器)
2長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態生理制御学
pp.187-194
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100025
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はじめに
深在性真菌症の診療については2003年2月深在性真菌症のガイドライン作成委員会による深在性真菌症の診断・治療ガイドラインが発表されている.本邦のガイドラインの特徴は,臨床の領域別に実践的に作成されたものである点と血清診断法を駆使した点などである.今後は深在性真菌症の診療には本ガイドラインを用いた標準化された医療が必要となると考えられる.
現在,日本国内で上市され深在性真菌症治療に使用されている抗真菌薬にはポリエンマクロライド系のAmphotericin B(AMPH-B),フロロピリミジン系のFlucytosine(5-FC),アゾール系のMiconazole(MCZ),Fluconazole(FLCZ)とそのプロドラッグであるFosfluconazole(FFCZ),Itraconazole(ITCZ),およびキャンディン系抗真菌薬(水溶性リポペプタイド系抗真菌薬)Micafungin(MCFG)の4系統7薬剤がある.また,近い将来アゾール系の新薬であるVoriconazole(VCZ)と液剤および静注用Itraconazole(ITCZ)が上市される予定である.
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