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増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 応用と発展—考える画像診断が身につく
小腸 8 Cases
Case 6
Case 6
鈴木 隆太
1
,
松田 知己
1
,
赤平 純一
2
Ryuta Suzuki
1
1仙台厚生病院消化器内科
2仙台厚生病院病理診断・臨床検査科
キーワード:
小腸
,
粘膜下腫瘍
,
動静脈奇形
,
出血
,
ダブルバルーン内視鏡
Keyword:
小腸
,
粘膜下腫瘍
,
動静脈奇形
,
出血
,
ダブルバルーン内視鏡
pp.1358-1361
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403203370
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臨床情報
20歳代,男性.主訴:下血.既往歴:特記所見なし.服薬歴:なし.20XX年◯月△日に,3日間続く下血で近医に救急搬送された.搬送時ショック状態であり,腹部造影CTでもextravasationは認めず,緊急上部・下部消化管内視鏡検査を施行されたが,出血源の同定には至らなかった.△+2日に再度大量の鮮血便を認めショック状態となり,緊急下部消化管内視鏡検査を施行されたが出血源の同定には至らず,同日に当院へ紹介され受診となった.△+3日,経肛門的小腸内視鏡検査を行ったが凝血塊を認めるのみであり,赤血球輸血を合計18単位投与されるもショック状態を2回呈している経過から,経口的ダブルバルーン小腸内視鏡検査(double balloon enteroscopy ; DBE,Fig.1)および超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography ; EUS,Fig.2)を同日に続けて行った.
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