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増大号 「胃と腸」式 読影問題集2023 基本と応用—考える画像診断が身につく
小腸 7 Cases
Case 4
Case 4
大宮 直木
1
Naoki Ohmiya
1
1藤田医科大学医学部先端光学診療学講座
キーワード:
消化管間質腫瘍
,
GIST
,
腹部造影CT
,
バルーン小腸内視鏡
,
カプセル内視鏡
,
小腸X線造影
Keyword:
消化管間質腫瘍
,
GIST
,
腹部造影CT
,
バルーン小腸内視鏡
,
カプセル内視鏡
,
小腸X線造影
pp.508-512
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403203194
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臨床情報
[症例1] 60代,女性.主訴:黒色便.既往歴:なし.201X年7月に黒色便が1回あり,同年8月の検診の採血でHb 7.6g/dlの貧血を指摘された.近医で上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD),大腸内視鏡検査が施行されたが異常はなく,腹部CTで右卵巣腫瘍と診断された.同年11月に卵巣腫瘍切除術が予定されるも,同年10月より黒色便再発,Hb 10.4g/dlと再び貧血が進行したため,精査目的に当院へ紹介され受診となった.小腸カプセル内視鏡は異常なし.経口的ダブルバルーン小腸内視鏡(double-balloon enteroscopy ; DBE),小腸X線造影検査を行った.
[症例2] 70代,女性.主訴:血便.既往歴・既存症:神経線維腫症I型(Recklinghausen病),脂質異常症.201X年2月に血便があり,近医の採血でHb 10.4g/dlの貧血を指摘された.EGDは異常なし,大腸内視鏡検査では多発憩室,腹部CTで小腸腫瘍が疑われ,精査目的に当院へ紹介され受診となった.小腸カプセル内視鏡検査,経肛門的DBE,選択的小腸X線造影検査を行った.
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