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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022
疾患
食道
食道黄色腫
esophageal xanthoma
万波 智彦
1
1国立病院機構岡山医療センター消化器内科
キーワード:
黄白色調の領域
,
黄白色斑の集簇
,
縮れて蛇行する微細血管
Keyword:
黄白色調の領域
,
黄白色斑の集簇
,
縮れて蛇行する微細血管
pp.587
発行日 2022年5月24日
Published Date 2022/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202779
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食道黄色腫(esophageal xanthoma)は1984年にRemmeleら1)が初めて報告した疾患である.“xanthelasma”は同義であるが,“xanth-”はギリシア語由来で“黄色”を意味する.有馬ら2)は,内視鏡検査施行中の遭遇頻度は0.46%であったと報告しており,胃と比べると非常にまれである.病因は明らかとなっていないが,飲酒や喫煙,放射線治療などのさまざまな食道への刺激との関連が疑われている.
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