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増刊号 図説「胃と腸」画像診断用語集2022
検査法・手技
全消化管
画像強調内視鏡観察
IEE(image enhanced endoscopy)
東 佑香
1
,
平澤 俊明
1
1がん研究会有明病院上部消化管内科
pp.494-495
発行日 2022年5月24日
Published Date 2022/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202709
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画像強調内視鏡(image enhanced endoscopy ; IEE)とは内視鏡で得られる画像を強調し病変を認識しやすくする技術で,白色光で得られた画像をコンピュータ処理するデジタル法,白色光以外の光を用いる光デジタル法,色素を用いる色素法に分類される1)(Fig.1).
デジタル法は,画像をコンピュータ処理することで病変の視認性を向上させる.LCI(linked color imaging),TXI(texture and color enhancement imaging)などが該当する.光デジタル法では,白色光以外の光を使用して粘膜表層や深部,表面微細構造を明瞭にする.代表的なものにはNBI(narrow band imaging),BLI(blue laser imaging),RDI(red dichromatic imaging)がある.色素法には粘膜を染色する染色法(例:ヨード,ピオクタニン,メチレンブルー)と,色素が溝にたまって凹凸を強調するコントラスト法(例:インジゴカルミン)がある.
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