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増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021
大腸
治療
内視鏡的縫縮術
Colorectal Endoscopic Closure Method
吉井 新二
1
1札幌医科大学医学部消化器内科学講座
pp.780-781
発行日 2021年5月24日
Published Date 2021/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202456
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ESD(endoscopic submucosal dissection)によって大きな大腸腫瘍の一括切除が可能となったが,後出血,遅発穿孔,PECS(post-ESD coagulation syndrome)などを含めた偶発症が一定の頻度で発生する1).その予防として切除後潰瘍の縫縮が期待されるが,ESD後の大きな切除後潰瘍の縫縮は容易ではない.筆者ら2)は,ナイロン糸とクリップで簡単に作成できる自作クリップ(Ring-clip)を考案し,それを用いてESD後の切除後潰瘍の縫縮を行っているので紹介する.
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