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増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021
小腸
診断
EUS
Small-bowel Endoscopic Ultrasonography
中村 正直
1
,
藤城 光弘
1
1名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
pp.700-701
発行日 2021年5月24日
Published Date 2021/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202414
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小腸用超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography ; EUS)専用機は存在しないため,バルーン内視鏡の鉗子口を利用したミニプローブによる管腔内超音波内視鏡(SP702,富士フイルム社製)検査を行い,腫瘍の鑑別とその深達度について評価する1)2).鉗子口径は2.8mm以上確保されているが,小腸深部では走査困難な場合があり,できる限りスコープのねじれや屈曲を認めない状態での施行が望まれる.プローブの周波数は,①12MHz,②15MHz,③20MHz,の3種を状況に応じて選択する.
炎症と腫瘍の鑑別が有用な状況もあるが,多くは腫瘍の質的診断に寄与するモダリティと考える.
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