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増刊号 消化管診断・治療手技のすべて2021
食道
診断
通常内視鏡:撮影法と拾い上げ診断
Conventional Esophageal Endoscopy
高木 靖寛
1
1芦屋中央病院内科
pp.548-549
発行日 2021年5月24日
Published Date 2021/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202325
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内視鏡所見による食道の解剖
食道は食道入口部から食道胃接合部(esophagogastric junction ; EGJ)までの約25cmの管腔臓器で,生理的狭窄部が3か所ある.第1狭窄部は上部食道括約筋に相当する食道入口部で切歯列から18cm付近,第2狭窄部は大動脈弓と左主気管支による圧排部で27〜28cmに位置する(Fig.1).第3狭窄部はEGJで下部食道括約筋部に相当する.食道の上端(Fig.2)と下端には柵状血管が観察され,EGJはこの柵状血管の下端もしくは胃側からのひだの上端と定義される.
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