増刊号 図説「胃と腸」所見用語集2017
分類
胃炎の京都分類(Kyoto classification of gastritis)
末廣 満彦
1
,
春間 賢
1
1川崎医科大学総合医療センター総合内科2
キーワード:
特になし
Keyword:
特になし
pp.720-721
発行日 2017年5月24日
Published Date 2017/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403201058
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定義
胃炎の京都分類とは,2013年に京都で開催された第85回日本消化器内視鏡学会総会を機に,これまでの国内外の胃炎分類を考慮し,より簡便で客観性のある胃炎所見をH. pyloriの感染状態に準じて取り上げた新しい胃炎の分類である.H. pyloriの感染を未感染,現感染,既感染・除菌後の3つのフェーズに分けて胃炎の内視鏡所見を診断することを基本とした分類であり,胃炎で認められる19の内視鏡所見についてそれぞれどの状態で認められるかを示している(Table 1)1).さらに,胃癌のリスクを評価する内視鏡所見スコアと内視鏡所見の記載方法も付記されている.
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