Japanese
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今月の主題 改訂された胃生検Group分類の現状
症例検討
胃生検組織診断分類Group 2,3,4の現状と実際―解説とまとめ
Practice of the Histological Classification of Gastric Biopsy(Group 2, 3, 4)
九嶋 亮治
1
Ryoji Kushima
1
1国立がん研究センター中央病院病理科
pp.217-233
発行日 2012年2月25日
Published Date 2012/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113098
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はじめに
「胃癌取扱い規約」は1962年に第1版が出版され,改訂が重ねられてきた.一方,2001年に第1版が発刊された「胃癌治療ガイドライン」1)との明確な棲み分けが必要になり,2009年にはUICCの定めるTNM分類も大幅に改訂された2).このような状況を踏まえ,「胃癌取扱い規約」は1999年の第13版3)以来11年ぶりに改訂が行われ,壁深達度(T),リンパ節転移の程度(N),進行度分類と胃生検組織分類(Group分類)が主たる改訂点となっている4).
「胃と腸」では過去に「座談会 : 胃生検のGroup分類をめぐって」(19巻10号,1984年),「主題 : 胃癌の病理組織診断基準の再検討は必要か」(29巻2号,1994年)と「主題 : 胃生検診断の意義─Group分類を考える」(39巻11号,2004年)でGroup分類に関する問題点が検討されている.
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