Japanese
English
今月の主題 胃生検の問題点
座談会
胃生検のGroup分類をめぐって
Conversazione―Group Classification of Gastric Biopsy
中村 恭一
1
,
渡辺 英伸
2
,
高見 元敞
3
,
八尾 恒良
4
,
奥田 茂
5
,
多賀須 幸男
6
,
高木 国夫
7
,
望月 孝規
7
K. Takagi
7
,
T. Mochizuki
7
1筑波大学・基礎医学系病理
2新潟大学・第1病理
3市立豊中病院・外科
4福岡大学・第1内科
5大阪府立成人病センター・消化器内科
6関東逓信病院消化器内科
7癌研附属病院・外科
pp.1126-1138
発行日 1984年10月25日
Published Date 1984/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109619
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高木(司会) 1971年に胃生検のGroup分類が作られて約10年経ち,その間の問題点を踏まえて,今回Group分類の改正案ができました*.どういう点の改正かを含めて,問題点を忌憚なく検討していただきたいと思います.
異型とは何か
初めにGroupⅡについて,改正前は“軽度の異型を示す良性病変”という表現になっていたのが,今回は“異型を示すが良性と判定される病変”という言葉に変わって,“軽度の異型”の“軽度”という言葉が省かれた点について病理の先生からお話しいただけますか.この“軽度の”が除かれたことが,後でGroupⅢに関しての混乱の1つの原因にもなってくると思われますので.
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