初心者講座 大腸検査法・11
色素内視鏡検査法
多田 正大
1
Masahiro Tada
1
1京都第一赤十字病院第2内科
pp.1321-1324
発行日 1987年11月25日
Published Date 1987/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112926
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早期胃癌に対する診断技術・理論の導入によって,大腸診断学においても,より微細な所見の解析,微小病変の早期診断のための工夫がなされている.すなわち注腸X線検査では二重造影法による大腸のarea単位の診断学が展開されてきており,内視鏡検査では色素内視鏡検査や拡大内視鏡検査による微細診断学が試みられている.特に色素内視鏡検査は大腸内視鏡検査の中にあってルーチン検査法に位置づけられてきており,大腸粘膜の病態生理の解明にも応用されてきている.
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