Japanese
English
今月の主題 胃ポリープの癌化をめぐって
座談会
胃ポリープの癌化をめぐって
Symposium―Malignant Change of Gastric Polyp
望月 孝規
1
,
常岡 健二
2
,
芦沢 真六
3
,
中村 恭一
4
,
市川 平三郎
5
,
村上 忠重
6
T. Murakami
6
1虎の門病院病理学科
2目本医大第3内科
3東京医大内科
4癌研究所病理部
5国立がんセンター放射線診断部
6東京医歯大第1外科
pp.310-324
発行日 1975年3月25日
Published Date 1975/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112230
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村上(司会) 今日の“胃のポリープの癌化”というテーマは「胃と腸」の3巻6号で一度取り上げられております.しかし,そのときはポリープのみを取り上げたわけではなくて,胃潰瘍とポリープをともにして,その前癌病変としての意義という意味でした.
これは,ちょうどその少し前に名古屋で癌治療学会が開かれ,その前夜祭としてこういったテーマを取り上げて,果たして潰瘍が癌化するか,あるいはポリープが癌化するか,ということを議論した.そのときの議論を文章化したようなものでして,その夜の会議が時間が足りなくて,最後までは意が尽くせなかった.ことにポリープのほうは,時間が短くて十分議論ができなかった.そういった背景を受けて,この特集でその結論を,ある程度つけようということになったんだと覚えております.
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