研究会紹介
香川県胃疾患症例検討会(香川県内科医会,消化器談話会)
竹内 義員
1
1香川県成人病センター
pp.1197
発行日 1969年9月25日
Published Date 1969/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111065
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数年前であろうか,四国を廻られた白壁教授が「未だ四国はMagenの不毛の地だ」と仰言った.不毛の地であるということは,また反面には此の後に期待されるという意味であろうか.
昭和42年4月,徳島大学油谷内科より転勤した筆者を待ちうけていたものは,胃カメラ同好会の発足であった.香川県では,県医師会として香川県内科医会と称する学術研究会を有し,種々の研究会を開催していたが,消化管のみに限定された研究会は未だ存在していなかったわけである.かくして森棟現岡山鉄道病院長(当時四鉄病院内科部長)の発案により,胃カメラ同好会が42年6月発足,この種の研究会は初めてのこととて,ごく基礎的なことから,更に,また会の運営についても喧喧ゴウゴウであった.定例的に毎月会合を持つわけであるが,時には深夜に及び会場管理者から追い出しを喰わされることもあり,それでも毎回出席者は30~50名と,香川県内科医会の研究会としては稀にみる好成績であった.
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