診断の手ほどき
Ⅱa
芦沢 真六
1
1東京医科大学内科
pp.1173-1175
発行日 1969年9月25日
Published Date 1969/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111045
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今回の症例はレ線或いは胃内視鏡を少し手がけた方ならその存在の診断は比較的容易ですが,その性状の診断ということになりますとかなり熟練した人でもむしろ熟練し,胃のいろいろの病態を知れば知る程一困難を感ずることのある小さなⅡaの例です,
症例は59才の男性で,主訴は心窩部重圧感,胃液は低酸,糞便潜血反応は陰性です.(他の検査成績は省略しますが年齢,胃液酸度その他の検査成績が時々診断の参考となることがあることを忘れないで頂きたいと思います.)
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