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書評「図説 消化器の細胞診―日本語版」
ATLAS DER GASTROENTEROLOGISCHEN ZYTODIAGNOSTIK
城所 仂
1
1東大
pp.498
発行日 1969年4月25日
Published Date 1969/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111019
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御承知のようにHenning教授は消化器病の大家で細胞診に関する業績も多い.著者は細胞診の領域を胃に迄拡げることによって消化器病の細胞診を体系づける自信を持ったようである,口腔から食道,胃,十二指腸,結腸にいたる消化管の各部に対し著者の行なっている検体の採取法,その処理方法,染色法,およびその成績の評価等について著者の見解を卒直に述べている.
記載は簡潔ながら正常像から各種疾患における細胞像までを広く説明を加えており,ことに剥離後変性により多様な像を呈することを考慮して組織における細胞像と対比しながら述べている点は面白い.
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