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書評「細胞診を学ぶ人のために」
信田 重光
1,2
1獨協医科大学
2日本臨床細胞学会指導医会
pp.14
発行日 1991年1月25日
Published Date 1991/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102426
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このたび,日本臨床細胞学会の次代を担う旗頭,矢谷隆一,坂本穆彦両先生が「細胞診を学ぶ人のために」を編集上梓された.
近年,細胞診断学は穿刺吸引細胞診の導入・普及により,その適応領域も拡がり,また老健法の施行により子宮癌,肺癌で集団検診における第一次スクリーニングに,乳癌でも精検の一部に取り上げられており,細胞診断学の需要と実施範囲が著しく拡がってきた.したがって,これまでの剥離細胞診に加えて現在では穿刺吸引細胞診の比率がほぼ同様ということになってきた.
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