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書評「病院管理学入門」
岩佐 潔
1
1病院管理研究所医療管理部
pp.1042
発行日 1968年7月25日
Published Date 1968/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110840
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病院管理学の全般をとり扱った図書としては,島内武文氏の「病院管理学」が昭和32年に出版され,つづいて昭和33年には今村栄一氏の「病院管理学の実際」が刊行されている.しかしこれらは病院管理者または管理グループに属する入々を読者対象として書かれたものと思われる.島内氏の著書は初版が700頁を越える大きなものであったが,最近出された改訂版はさらに大部のものとなっている.
それにひきかえこの高橋政祺著の「病院管理学入門」はA5判150頁のごく読みやすい病院管理学の概説書である点が大きな特徴である.そしてこの本が管理者むきの専門書ではなく,一般の病院勤務者に新しい病院を理解してもらうことを目的として書かれたものである点にこの本の使命がある.
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