症例
胃結核の1例
杉浦 陽太郎
1
,
永田 和夫
1
,
安藤 成人
1
,
高井 哲
1
,
西尾 駿伸
1
,
鈴木 哲朗
1
,
青木 敦
2
,
林 慶一
3
1岐阜大学医学部乾内科
2岐阜大学医学部中央検査部
3県立岐阜病院第二内科
pp.769-772
発行日 1968年6月1日
Published Date 1968/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110820
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Ⅰ.はじめに
胃結核は極めてまれな疾患であり,術前に診断を確定することはまず不可能とされている.我々は最近胃カメラで胃角後壁に巨大潰瘍を認めたので直視下擦過細胞診および生検を実施したが,胃肉腫とは断定し得ぬまま胃切除を施行し,組織学的に胃結核と診断した1例を経験したので報告する.
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