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海外文献紹介「食道の前癌状態における内視鏡」
吉井 由利
1
1愛知県がんセンター第1内科
pp.876
発行日 1985年8月25日
Published Date 1985/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109838
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Endoscopy in premalignant conditions of the esophagus: Lightdale CJ (Gastrointest Endosc 30: 308-309, 1984)
食道癌の術後5生率は,今日なお0~10%にとどまっている,病変をより限局した治癒可能な時期に発見するために,無症状の食道癌高危険群に対する内視鏡検査が望まれる.中国の食道癌高危険域において,細胞診ならびに内視鏡による定期検診によって発見された115例の早期食道癌が最近報告された.低危険域においては,前癌状態を有する高危険群に,1~2年ごとの定期的な内視鏡によるスクリーニングを適用するなら,もう少し早い治療可能な時期に食道癌が発見できるのではなかろうか.
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