一冊の本
Upper Gastrointestinal Hemorrhage
竹本 忠良
1
1東京女子医科大学消化器内科
pp.910
発行日 1972年7月25日
Published Date 1972/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109196
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最近,ファイバースコープの普及にともなって,上部消化管出血に対する緊急内視鏡検査の気運が盛上ってきた.一方では上部消化管を1本のファイバースコープで観察しようという意図でもって,いわゆる“Panview”式のファイバースコープが開発されており,緊急内視鏡検査をより容易にすべく努力されている.
上部消化管出血に対して早期に積極的に内視鏡(食道鏡,胃鏡)検査およびX線検査をすべきことを提唱したのはE. D. Palmerで,彼の上部消化管出血のVigorous Diagnostic Approach(VDA)はたいへん有名である.
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