入門講座 大腸疾患診断の考え方・進め方・5
材料の取り扱い方・マクロとX線の対比
市川 平三郎
1
,
中嶋 義麿
2
,
武藤 徹一郎
3
,
牛尾 恭輔
4
,
渡辺 英伸
5
1国立がんセンター病院
2まろ病院
3大森赤十字病院外科
4国立がんセンター放射線診断部
5新潟大学医学部第1病理
pp.585-593
発行日 1982年5月25日
Published Date 1982/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108940
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材料の取り扱い方
<質問>炎症性大腸疾患の場合,切除標本のマクロ写真の撮り方で重要な点は何ですか.
市川 切除した標本を見る機会が,臨床家も最近は非常に増えてきました.多くの場合,外科医がそれを切り出し,病理医があとで見るときに見やすいような格好で切り出すというルールがあるわけです.それを守らないと,あとでわからなくなって,せっかくのデータが混乱することがあるので,これはやはり大いに注意すべきことの1つではないかと思います.
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