--------------------
海外文献紹介「免疫増殖性小腸疾患(IPSID):30例の臨床像と予後」
多賀須 幸男
1
1関東逓信病院消化器内科
pp.790
発行日 1988年7月25日
Published Date 1988/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108278
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
Immunoproliferative small-intestinal disease: clinical features and outcome in 30 cases: Gilinsky NH, Novis BH, et al (Medicine 66: 438-446, 1987)
かつて地中海腹部リンパ腫と呼ばれたこの疾患は,多くの開発途上国の低所得者層にみられ,必ずしもリンパ腫ではないことから,WHOからIPSIDと呼ぶように提案されている.本疾病の臨床像としては,下痢,吸収不良,やせ,腹痛が必発で,小腸粘膜と腸間膜リンパ節に主として形質細胞よりなるびまん性の高度な浸潤がみられる.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.