Coffee Break
Hirschsprung病の治療
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pp.887
発行日 1981年8月25日
Published Date 1981/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108158
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Hirschsprung病の多くは幼児期に発見され,治療される.しかし,症状が軽度のために,10歳を過ぎてから医師を訪れる例も決して少なくない.
この病気ではaganglionosisの部位は,多くはS状・直腸のあたりであるが,全結腸がそういう状態になっていることもある.Swensonによれば,Hirschsprung病の約1%は全結腸のaganglionosisであり,死亡率が高い状態であるという.普通,このaganglionosisの部分が便通過に対してうまく反応して開かないので,該部の口側大腸が拡張して巨大結腸を呈するに至るということになっている.
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