今月の症例
陥凹型早期食道癌の1例
八巻 悟郎
1
,
星原 芳雄
2
,
海上 雅光
3
Goro Yamaki
1
1虎の門病院放射線診断学科
2虎の門病院消化器科
3虎の門病院病理学科
pp.482-484
発行日 1988年5月25日
Published Date 1988/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108117
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〔症例の概要〕患者は60歳,男性.主訴は食物摂取時のつかえる感じ,既往歴には特記すべきことなし.
現病歴はなし.3か月ほど前から,食物の摂取時につかえる感じを自覚するようになった.近医を受診し,上部消化管X線検査,および内視鏡検査を受けた.内視鏡検査で下部食道に不整形の発赤斑を認め,生検の結果,扁平上皮癌であった.手術を目的に当院に紹介された.
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