Coffee Break
カルシトニン分泌に及ぼすH2受容体阻害剤の影響
M
pp.680
発行日 1981年6月25日
Published Date 1981/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108077
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ガストリンは胃液分泌の検査に広く使用されている.また,甲状腺の髄様癌の診断にも使われていることも皆さん御存じのとおりである.というのは,ガストリンがC細胞(カルシトニン分泌細胞)からカルシトニンを分泌させるからである.腫瘍化したC細胞の刺激をすることによってカルシトニンを分泌させ,診断に役立たせるのである.
ところで,H2受容体阻害剤はガストリンによる胃液分泌を抑制する.それではガストリンによるカルシトニン分泌をもH2受容体阻害剤は抑制するであろうか.
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