--------------------
書評「NIM 臨床治療学―ペイシェントマネージメント」
仁保 喜之
1
1九州大学
pp.721
発行日 1989年6月25日
Published Date 1989/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106493
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
最近各大学医学部では,カリキュラムが理論ばかりでなく具体的な治療学をも教えるように変わりつつある.しかし現時点ではこれを総体的,かつ具体的に論じた良いテキストが少ない.
このほど医学書院からNew Integrated Medical Lecturesシリーズの1つとして,「臨床治療学―ペイシェントマネージメント」が出版された.これは,治療学の教科書として1つのあるべき方向を示したという点で注目される.1979年に上梓された同じNIMシリーズの「治療総論」に比してずっと具体的な項目が多いので,より“各論”的役割を果たすであろうと考えられる,特に,救急蘇生法,中心静脈栄養,死の医学などの項目が新たに加わっている.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.