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今月の主題 早期胃癌の内視鏡的根治切除―適応拡大の可能性と限界を探る
主題
早期胃癌内視鏡的根治切除の適応拡大の将来像―私はこう考える
Curative Endoscopic Resection of Early Gastric Cancer: The Prospect of Extending Its Indications
吉田 茂昭
1
Shigeaki Yoshida
1
1国立がんセンター東病院内科
pp.1455
発行日 1993年12月25日
Published Date 1993/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106345
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最近の診断学の著しい進歩によって,微小・小胃癌をはじめ転移を伴わない粘膜内癌が急増しており,早期胃癌に対する内視鏡的切除術(endoscopic resection; ER)の有用性が広く認識されつつある.加えて,腹腔鏡下胃切除もいよいよ臨床の場に登場し,早期胃癌に対する内視鏡的治療の適応拡大は時代的な要求であるようにさえ思われる.しかし,適応拡大を図るためにはいくつかの条件をクリアすることが必要である.以下,その条件について筆者なりの考え方を述べてみたい.
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