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海外文献紹介「便潜血反応スクリーニングによる大腸癌死亡率の減少」
臼井 一裕
1
1関東逓信病院消化器内科
pp.796
発行日 1993年7月25日
Published Date 1993/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106213
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Reducing mortality from colorectal cancer by screening for fecal occult blood: Mandel JS, et al (N Engl J Med 328: 1365-1371, 1993)
1972年から1977年の期間に登録された46,551人の50~80歳の男女を対象に,毎年に便潜血反応を検査する群,2年ごとにする群,対照群の3群に無作為に分けて,便潜血反応検査が大腸癌死の減少に有益かを調査した.潜血反応はグアヤック法を利用したHemocultスライドを利用して,連続3回の便を採取して検査し,1982年以降の検査ではスライドは加湿した後に,検査した.6枚のスライドの中で1回でも便潜血陽性の者には大腸内視鏡を含めた診断および必要な治療を行った.
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