今月の症例
2.陥凹をもつ小表面型大腸癌様過形成性病変の1例
渡 二郎
1
,
斉藤 裕輔
1
,
早川 尚男
1
,
池上 雅博
2
,
下田 忠和
2
Jiro Watari
1
1(財)早期胃がん検診協会
2東京慈恵会医科大学病理
pp.246-247
発行日 1993年3月25日
Published Date 1993/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106108
- 有料閲覧
- 文献概要
〔患者〕81歳,男性.主訴:無症状であるが大腸の精査を希望.
〔注腸X線所見〕Fig. 1はルーチン検査の下行結腸の腹臥位撮影で,矢印部に境界明瞭な8mm大の類円形の淡い透亮像を認める.中央に星芒状の不整形バリウム斑をみる.Fig. 2は側面像である.わずかな側面変形と,その中央には小さなニッシェ様の陰影を認める.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.