特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語
a.検査・治療手技用語
Welin法による二重造影法
丸山 雅一
pp.285
発行日 1996年2月26日
Published Date 1996/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103965
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スウェーデンのWelinが発表した方法なのでこの名がある.文献上,どれをもって最初の発表とするかについてはよくわからないが,ここでは,Br J Rad(16巻:1958年)に発表されたものを挙げた.Welin法は検査の前処置と検査法から成るが,ここでは前処置についての記載は省略する.
造影剤は比重1.5(胃の造影剤よりも少し薄め)のものを用いる.また,粘膜刺激剤としてclysodrast novumを添加する.検査の30分前にはアトロピンを1.0mg内服させる.
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