Japanese
English
今月の症例
食道リンパ管腫の1例
Esophageal Lymphangioma, Report of a Case
齊藤 忠範
1
,
辻 直樹
1
,
佐々木 宏嘉
1
,
横田 孝一
1
,
高橋 康雄
1
,
久居 弘幸
2
,
片平 竜郎
2
Tadanori Saitoh
1
1国立札幌病院消化器科
2札幌医科大学第4内科
pp.1068-1069
発行日 1998年7月25日
Published Date 1998/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103762
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〔患者〕70歳,男性.1996年10月初旬から嚥下時違和感が出現した.12月18日当科受診し,上部消化管内視鏡,細径超音波プローブ検査で粘膜下層に限局する食道リンパ管腫と診断し,1997年3月17日内視鏡的切除を施行後入院した.
〔内視鏡所見〕切歯から25~28cmの食道前壁側に壁の1/3周に立ち上がりなだらかで,表面は正常粘膜で覆われ結節状で透光性を有し,一部小出血部を伴う粘膜下腫瘍を認めた(Fig.1a, b,2).生検鉗子による圧迫では柔軟であった.この際の生検では病理学的診断は得られなかった.
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