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書評「プラクティカルコロノスコピー 第2版」
幕内 博康
1
1東海大学外科
pp.682
発行日 2002年4月25日
Published Date 2002/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103512
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岡本平次・著「プラクティカルコロノスコピー」第2版が出版された.第2版が出されたというのは,とりもなおさず第1版が売れたということである.また,多くの読者のお役に立ったということであり,引いては多くの患者の福音につながったということであろう.
さて著者の岡本平次先生は1948年のお生まれで,当年53歳と脂の乗り切ったコロノスコピストであり,有名な新谷弘実先生の愛弟子の一人である.岡本先生は開業前の一時期,東海大学医学部外科学講師として勤務しておられたこともあり,私自身も家内も,また,大切な患者さんたちも先生に定期的に検査をしていただいているとともに,教室員が何人も先生に直接指導を受けている.なかには岡本平次の直弟子を名乗る向井正哉や,遂にクリニックに勤務してしまった田口貴子もいるわけである.先生は技術の人であり,そのライブデモンストレーションは100回に及び,特徴あるヒゲと人なつっこい丸い目,独特な語り口を,コロノスコピストで知らないものはないであろう.
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