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書評「肝癌治療A to Z―国立がんセンター東病院の治療戦略」
小俣 政男
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1東京大学大学院医学系研究科消化器内科
pp.530
発行日 2002年3月25日
Published Date 2002/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103487
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本書は長年肝癌の治療の現場で携わってこられた竜崇正氏,吉野正曠氏,ならびに森山紀之氏の責任編集(国立がんセンター東病院肝臓グループ)による「肝癌診療A to Z」と題された参考書であります.
内容はまさしくタイトルに示されたごとく,肝癌診療のA to Z,すなわち高危険群の設定から肝癌の診断治療までが20名の執筆陣によって分担執筆されています.その特徴は肝臓内科医,肝臓外科医,および放射線科医の三者の徹底したディスカッションに基づく第一線での肝癌治療のための方策が書かれていることであります.
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