Japanese
English
今月の主題 多発食道癌
主題
多発性食道癌のX線学的検討
Radiological Diagnosis of Multiple Esophageal Cancer
細井 董三
1
,
岡田 利邦
1
,
山田 耕三
1
,
中井 呈子
1
,
入口 陽介
1
,
大浦 通久
1
,
小田 丈二
1
,
中村 尚志
1
,
水谷 勝
1
,
小林 宏寿
1
,
益満 博
1
,
山村 彰彦
2
Tozou Hosoi
1
1多摩がん検診センター消化器科
2多摩がん検診センター検査科
キーワード:
多発食道癌
,
X線診断
,
臨床病理学的特徴
Keyword:
多発食道癌
,
X線診断
,
臨床病理学的特徴
pp.1013-1020
発行日 2001年7月25日
Published Date 2001/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103273
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要旨 進行癌17例,表在癌75例を対象に,多発食道癌の臨床病理学的特徴とX線診断能について検討した,多発癌の頻度は全体では25%,進行癌では29.4%,表在癌では24%と極めて高率であった.これらの多発癌の副病変に対する術前X線描出率は,進行癌では90%と良好であったが,表在癌では14.7%にすぎなかった.その原因は表在癌の副病変は74%が深達度m1,74%が10mm以下の小病変,48%が0-Ⅱb型で占められており,X線診断能の限界を越える病変がほとんどであったためと分析された.
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