Japanese
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今月の症例
トルイジンブルー・ヨード二重染色が病型診断に有用であった0-Ⅱa+Ⅱc型食道m3癌の1例
0-IIa+IIc Type Esophageal Mucosal Cancer Effectively Diagnosed by Double Staining Method, Report of a Case
清水 勇一
1
,
三上 雅史
1
,
小西 康平
1
,
山本 文泰
1
,
関屋 一都
1
,
矢和田 敦
1
,
中里 友彦
1
,
塚越 洋元
1
,
細川 正夫
2
,
藤田 昌宏
3
Yuichi Shimizu
1
1恵佑会札幌病院内科
2恵佑会札幌病院外科
3恵佑会札幌病院病理
pp.492-494
発行日 2001年3月25日
Published Date 2001/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103181
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〔患者〕74歳,男性.主訴:特になし.家族歴:特記すべきことなし.既往歴:50歳時より肺気腫で冶療中.現病歴:健診での上部X線検査にて胃の変形をチェックされ,近医受診.上部消化管内視鏡検査にて食道病変を指摘され,精査加療を目的として当科紹介入院となった.
〔食道X線所見〕立位,軽い第1斜位の二重造影像で胸部中部食道に,数mmの不整形の比較的濃いバリウム斑が描出され,その内部には小さな顆粒状の透亮像が認められた(Fig.1a).病変の側面像を描出する目的で立位の強い第1斜位像を撮影したが,病変部が辺縁から少しずれていたために辺縁の硬化,または伸展不良の評価は困難であった(Fig.1b).
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