Japanese
English
今月の主題 早期胃癌のEUS診断
読影講座
このEUS画像をどう読むか
How to Diagnose the Depth of Invasion of the Cases by Endoscopic Ultrasonography
芳野 純治
1
,
長南 明道
2
,
木田 光広
3
,
結城 豊彦
4
,
岡井 高
5
,
八尾 隆史
6
,
柳井 秀雄
7
,
中村 常哉
8
,
清水 誠治
9
,
両角 敦郎
10
,
田中 雅也
11
Junji Yoshino
1
,
Akimichi Chonan
2
1藤田保健衛生大学第二病院内科
2JR仙台病院消化器内視鏡センター
3北里大学東病院消化器内科
4仙台市医療センター消化器内科
5金沢大学がん研究所腫瘍内科
6九州大学医学部第2病理
7山口大学医学部第1内科
8愛知県がんセンター消化器内科
9京都第一赤十字病院消化器科
10山梨医科大学第1内科
11大阪医科大学第2内科
pp.1135-1162
発行日 1999年8月25日
Published Date 1999/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102804
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芳野(司会) 超音波内視鏡が開発されてよりほぼ20年が経過し,各種の疾患に対して超音波内視鏡検査(endoscopic ultrasonography;EUS)が行われ,その有用性は確立していると言えます.一方,胃癌については,内視鏡的粘膜切除術が広く行われ,早期胃癌の深達度診断の精度を更に向上することは重要な課題です.
早期胃癌のEUS診断では,癌巣内潰瘍を伴うものが多く,超音波像では癌巣内潰瘍に伴う線維成分と癌組織を判別できない問題点があります.このため,EUSによる胃癌の深達度診断は実際のところそれほど良くありません.しかも,癌巣内潰瘍を伴う早期胃癌も含めて,各人各様の早期胃癌の分類が発表され,わかりにくいとの批判もあります.しかし,熟読するとこれらは類似している部分が多々あります.
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